論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)



論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)
論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)

商品カテゴリ:人文,思想,学習,考え方
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『論語』をヒューマン・ドラマとして構成

ビギナーズ・クラシックスのなかでも、最も編者、著者による工夫がなされています。まず第一部で孔子の伝記に即して『論語』が読解されていきます。それから第二部で従来のようなビギナーズ・クラシックスが始まっています。とにかく感動的な構成で、ともすれば時代遅れの封建道徳の書として読まれる『論語』に超時代的な光を当てて、普遍的な人間愛の姿を浮かび上がらせています。
それでも、一点だけ気になったのは、第一部の最後が加地氏の持論である「沈黙の宗教としての儒教」論によって孔子の鬼神祭祀論が解釈されていることについてです。やや牽強付会にも思えますが、でも、まあご愛嬌でしょうか。
時代が変わっても生き方の理念は同じ

こんな時代ゆえに、論語を読む必要性に駆られた気がする。

生き方も多様化し、人が言うこともさまざま好き勝手な物言いが多い。
いかに時代に流されず、自分の信念を貫き通すことが出来るか。

高校生で初めて論語に触れた時、受験のあるなしに関わらず習う価値があると感じ、いくつかは絶対に忘れてはならないと、自分の胸に深く刻みつけたものだ。
しかしまだ社会を知らぬ高校生ごときの想像を越え、人生とは修行なのだと身にしみた昨今、また論語を読みたくなった。

キリスト教の新約聖書と同じくらい世界で広く読まれていることに納得する。

論語の書籍も多く出版されているだろうが、この本は著者の孫が中学生になった時に読んでほしいとの願いから書かれたもので、全く論語が初めての方にも読みやすく、孔子の人間像や時代背景も説明しながら、現在の生活に生かすことが出来るような構成になっている。

興味のある方や私のように久しぶりに論語の世界に浸りたい方にもお勧めする一冊であった。
単なる入門書ではなく、『論語』と「学び」の魅力を伝える名著!

初心者向けの『論語』ガイドブックだろうと思い、立ち読みで済ませるつもりでいたのに、手にとって数分後には買う気にさせられてしまった本です。『論語』の中から選び出した121章の言葉が、270ページの中に見事にまとめられています。文庫本でありながら文字が大きいうえに、書き下し文は更に読みやすい大きさでルビ付きですから、思わず声に出して読みたくなります。それ以外に、孔子の人間像や時代背景も鮮やかに伝わってきますし、何よりも、著者の研究の足跡が見えるところに、他に無い魅力を感じることができました。
著者がこの本の読者に想定されている中学生の頃に、この本と出逢えていたとしたら、学ぶことに対する姿勢と方向性は違ったものになっていたでしょうし、私の人生もより良くなっていただろうと思います。「?だったら」という過去形の話は無意味でしょうが、将来がある人に薦めたい一冊です。学ぶことの面白さや楽しさを知る上でも、読んで損の無い名著ですから。
[論語]の世界にどうぞ!

「中学生に語りかける気持ちで・・・」
「しかし、それは程度を落とすという意味ではない・・・」
「程度の差はなく真実はひとつである・・・」

著者はこの視点で、執筆をしたそうです。

第一部は孔子の生涯を、第二部に論語のことば、
巻末には「論語」から生まれた有名な言葉や、
ことわざについてまとめてられています。

「論語」「孔子」のエッセンスを凝縮した内容。
文庫本でもあり、気楽に[論語]に入門できる良書です。

漢字が苦手な人もOKです。(私!)
書き下し文には、全てルビが入っています。
今まで「論語」は面白そうだけど・・・
と、躊躇していた人にもお薦めですよ!

読み継がれてきた書

世界で長い間、聖書と伴に読み継がれてきた『論語』。中国や朝鮮半島、日本など東北アジアで広がり中国の古典として愛されている。本書はその論語を初めて学ぶ人に向けた本。筆者によると孫が中学生になったときに読める本をと気持ちをこめて書いたらしい。そのため、非常に分かりやすく楽しみながら学べる。第一部では論語の基盤となる孔子の一生について、第二章では論語の言葉をピックアップして解説も含めて原文と比較し解説している。

本書を読むと孔子は偉大な教育者であったという印象を受ける。30代で塾を開き、50代で魯を旅立ち、70代で学校を開いた。50代から始めた旅行には多くの弟子がお供したので、その間にも教育が行われたという。孔子が行う教育とは知識だけの知識人を育てるのではなく知識と道徳を併せ持つ教養人の育成だった。すなわち、人間性の教育が孔子の教育であった。その考えを基盤として『論語』が弟子たちによって作成されたのだろう。

孔子の教えは歴史を超えて普遍性をもつものが多く、本書を読むことをきっかけとして孔子や論語、儒教をさらに学びたいと思う人々が増えるように思われる。そして『論語』が愛され読み継がれてきた理由がおのずと理解できた。



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